糖質制限が失敗する理由日本では年ごろ

糖質制限が失敗する理由

日本では年ごろから話題になり始め、10年以上経過した今でも注目され続けている糖質制限は、もはや一過性のダイエットブームの一つとは言えないでしょう。ただ単に痩せるというだけでなく、糖尿病の改善や健康状態の改善など、実に様な効果を生み出す糖質制限こそ、真に健康になれる食生活であると、指導者たちは提唱しています。

糖質制限は日本よりも先に、アメリカでブームとなりました。ブームの火付け役となったのは、アトキンス博士が年に出版した、Drです。この本は瞬く間に全米で大ベストセラーとなりました。

アトキンス博士が提唱した低炭水化物ダイエットは、それまで常識とされていた、低脂質低カロリーダイエットとは真っ向から反対の内容だったために、大きな論争を呼びました。栄養の専門家や医学者たちは一斉に猛批判しましたが、実践者は増え続け、スポーツトレーナーやダイエットインストラクターの中にも支持者が広がっていきました。

低炭水化物ダイエットを提唱する専門家も現れ始め、年には、アトキンス博士もDrを出版しました。低炭水化物ダイエットの効果を検証する研究結果も発表されるようになると、低炭水化物ダイエットの良さが多くの人に理解されるようになっていきました。特に年に発表されたによって、低炭水化物ダイエットの優位性は証明されたかに見えました。

と、ここまでは良かったのですが。残念なことに、この後アメリカでは低炭水化物ダイエットブームは下火になっていきます。一つには、途中で脱落する人が続出したこと、そしてさらに追い打ちをかけるように、長期研究から、低炭水化物ダイエットは他のダイエット法と同じく、長期的にみると実践者は12年後には結局元の体重に戻ってしまうという結果が発表されました。

アトキンス博士が作った低炭水化物ダイエット関連食品会社は倒産し、低炭水化物ダイエットもまた、一過性のブームに終わるかに見えました。実際には根強い支持者たちが、現在でも低炭水化物ダイエットを支持し続けています。

ここで、なぜアトキンスダイエット実践者はリバウンドしてしまったのか、考察してみましょう。実は、アトキンスダイエット実践者のほとんどは、途中でアトキンス博士の食事法を厳密に守らなくなっていました。というのも、アトキンス博士の食事法では、炭水化物、特に精製された穀物や砂糖といったものを、厳密に排除するように指導していました。この厳しさに耐えられずに、脱落者が続出してしまったのです。

つづく